9月25日、ワシントンで開かれた国連総会の一般演説で、米トランプ大統領は社会主義・共産主義を批判し、愛国と主権重視について語った(Spencer Platt/Getty Images)

トランプ大統領、愛国を強調 再び共産主義批判=国連演説

米トランプ大統領は9月25日、ワシントンで開かれた第73回国連総会の一般演説で、グローバリズムの貿易体制改革を訴え、中国による世界貿易機関(WTO)ルールの濫用を批判した。また、社会主義と共産主義が人々に災難をもたらしていると述べ、世界各国がこの勢力に抵抗するよう呼びかけた。

トランプ大統領は30分の演説のなかで、外交問題ほか、経済と雇用の面で自国の成功を語った。「米国は、私が就任したこの2年足らずで、より安全で強く、豊かな国になった」「私たちは米国と米国人のために立ち上がる。また、世界のためにも立ち上がる。これは、平和を愛する世界中の人々への福報となる」と述べた。

トランプ大統領はまた、社会主義と共産主義を非難し、これを基礎とするグローバリズムに否定的な立場であることを明確に示した。「社会主義や共産主義は事実、どこにでもみられた。いずれも苦痛、腐敗、堕落をもたらしてきた」と強調。 「米国は、常に世界各国の独立性と統治の協力を選択してきた」と述べた。

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