賢者の楽器「古琴」

古琴(こきん、単に「琴」とも呼ばれる)は、ハープに似た7つの弦を持つ楽器です。中国では5千年前から楽器として用いられていたと言われています。

古琴について、学者たちは中国の伝統文化を凝縮した特別な楽器であると評しています。古代中国の知識人の間では古琴・書道・棋(圍棋、囲碁)・絵画が習得すべき必須の教養であるとされ、精神修養にも用いられてきました。

古琴の胴体は1.2mほどで、それぞれ頭・首・肩・腰・尾と呼ばれるパーツから構成されており、鳳凰(ほうおう)の形をかたどって作られました。また、丸みを帯びた上部の天板は天上世界を、平らな底板は地上を表しています。

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