東京新宿駅構内に掲げられた、拉致問題の解決を呼び掛けるポスター(大紀元)

もう40年 待ち続ける日本人拉致被害者の家族 米政府系VOAが映像化

「私たち家族の経験してきたことは、言葉では言い表せるものではありません」。新潟県新潟市に住んでいた横田さん一家の長女めぐみさんは13歳の時、行方不明になった。のちに、北朝鮮による計画的な日本人拉致が明らかになった。2002年、5人が帰国したが、まだ多くの被害者は北朝鮮に残されたまま。「終わることのない苦しみ」米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の取材に応じた母親の横田早紀江さんはこう答えた。

「小さい頃、めぐみは明るく活発な子でした。おしゃべりで、庭や外を走り回っていました。石ころや葉っぱ、イチジクの木が好きで、自然を愛しているようでした」横田早紀江さんは、めぐみさんの幼かった頃のことを語った。

1977年11月、新潟市内の中学校で、バドミントン部に所属していた中学1年生の横田めぐみさん(当時13歳)は、部活の練習を終えて帰宅途中、行方不明になった。失踪してから数千人体制で警察の捜査が行われたが、手掛かりは見つからなかった。

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