1987年12月8日、当時の米国のレーガン大統領(左)とソ連のゴルバチョフ書記長(右)が中距離核戦力全廃条約(INF)を米ワシントンDCで調印した(JEROME DELAY/AFP/Getty Images)

米が核廃棄条約離脱を表明、中国のミサイル配備強化を念頭に

トランプ米大統領は20日、訪問先の米ネバダ州で記者団に対して、米国と旧ソ連が1987年に合意した中距離核戦力全廃条約(INF)から脱退すると表明した。

大統領は「ロシアが条約に違反し続けてきた」と批判し、「われわれは条約を遵守してきた」と述べた。

米紙ニューヨークタイムズ19日の報道によると、近年中国の中距離ミサイルの実戦能力の向上も条約離脱の一因だ。

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