「女孝経」の図(パブリックドメイン)

千年前の道徳教科書-「女孝経」

古代中国の唐王朝時代(618年―907年)、侯莫陳 邈(こうばくちん ばく)の妻である鄭氏(ていし)は、昔の賢人に関する歴史の物語が好きでした、このような物語を読むとき、彼女はいつも大いに感慨にふけました。そこで、鄭氏は良い物語をまとめ「女孝経」を記し、後世のための道徳の手本としました。

「女孝経」は「孝経」の型式と用語を真似し、後漢の曹大家(班昭)と女官との問答を真似したものでした。そこには孝の意味や女性が守るべき礼儀などを紹介しました。

「女孝経」は十八章の内容を含み、女性の結婚から日常生活の事柄まで言及しています。例えば、女性は結婚すれば、舅と姑を自らの父母とみなして孝行すべきだと説いています。さらに良き妻として、家族がみな仲良く快適に暮らしていけるようにすべきだとも書かれています。

▶ 続きを読む
関連記事
数百年を生きるグリーンランドサメの目は、200歳を超えても衰えていなかった? 最新研究で判明した、老化しない網膜と強力なDNA修復機構の驚くべき実態とは。人間の視力低下を防ぎ、加齢に伴う眼病治療の未来を変える潜在能力に迫ります
良い人生とは何か。快楽、意味、徳という古代哲学の問いを、炎症や寿命、細胞の反応から見つめ直します
非利き手で歯磨きや文字書きをすると、脳はいつもより働きます。集中力と神経可塑性を高める小さな習慣を紹介します
茶道に息づく「一期一会」の精神を、日常の何気ない所作や東洋思想の「仁」と結びつけて紐解くエッセイ。二度と戻らない「いま、目の前の瞬間」に全身全霊で向き合うことの尊さを静かに問いかけます
食事抜き、睡眠不足、トイレの我慢。忙しい人が見逃しがちな過労のサインと、体を守るセルフケアを紹介します