ASEANおよびAPECに出席するペンス米副大統領は、12日に来日する。写真はピョンチャン五輪で面会した安倍首相とペンス副大統領(Carl Court/Getty Images)

中国プレゼンス抑制へ 日米印豪「自由で開かれた印太平洋」構想は経済および軍事戦略

日本、米国、インドやオーストラリアの4カ国は11月13日に、シンガポールで開催予定の第13回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議を控え、インド太平洋地域における海洋安全保障と経済開発プロジェクトを推進させる構えだ。

安倍首相が提唱した「自由で開かれた秩序に基づく」インド太平洋は、地域インフラ発展における4カ国の協力構想の創設戦略。同海域における中国進出を念頭にしており、各国安全保障政策のみならず軍事戦略にも影響している。

マイク・ペンス米副大統領は11月10日、米アラスカで記者団に対して、インド太平洋地域における中国共産党政府による存在感が高まる中、米国がインド太平洋地域で最大600億ドル(約6兆8000億円)のインフラ整備支援を行う計画があると述べた。

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