台湾映画祭で「独立」を巡って波紋 両岸関係者つばぜり合い
17日に行われた台湾の映画祭、「第55回金馬奨」の授賞式で「一つの中国」をめぐって台湾と中国本土の映画界関係者が火花を散らした。台湾人監督の「台湾独立」を願う発言に反発し、大陸の関係者が相次ぎ関連イベントを欠席した。台湾や香港など複数のメディアが報じた。
授賞式には地元台湾や中国本土、香港など中華圏の有名な俳優や映画界関係者が出席した。受賞した台湾の女性映画監督の傅楡(36)さんは、「台湾は独立した国家と見なされることを望む」と述べた。傅さんは、2014年3月に起きた「ひまわり学生運動」を描写したドキュメンタリー映画の監督を務めた。今回の映画祭で、同映画は最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞した。
この発言に反発し、中国大陸出身の俳優・涂們さんは「プレゼンターとして中国台湾に再び訪れることができたことをうれしく思う」と切り返した。
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