中パ経済回廊、中国兵器の製造拠点に 中東にニーズ=NYT
中国は、中東の玄関口となる中パ経済回廊や欧州へ繋ぐ一帯一路の通過地点として重要地域とみなし、パキスタンとの関係を強化している。両国には、次世代戦闘機や兵器を共同で建造する機密の計画があるという。米ニューヨーク・タイムズが報じた。
中パ経済回廊は、中国北西部の新疆ウイグル自治区カシュガルからパキスタン南西部グワダルを繋ぐ3000キロの地域。中国は620億ドル(約6兆9000億円)を投じて、中東およびインド洋に接続する道路、鉄道、港湾、発電所などのインフラを整備する。
回廊にはパキスタンのグワダル港拡張工事も含まれる。インド洋を通過して北京や上海を繋ぐ海洋交易ルートを作成することで、物流の時間短縮化やライバル国の供給を妨害することも可能になる。
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