「9が付く年に中国社会が波乱」 今年はジンクスから逃れられるか
2019年を迎えた中国ではこのほど、「逢九必乱(末尾に9が付く年は必ず波乱する)」との論調が広がっている。中国当局は、国内では経済の減速、失業者の増加、社会不安の拡大など深刻な問題を抱えているほか、国外では昨年に続き、通商貿易やハイテク技術、軍事などの分野で米国・同盟国と中国との対立がさらに深まるとみられる。このため、複数の中国人の学者は今年、中国の社会情勢に大きな変化が訪れるとの見方を示した。
「逢九必乱」の説は、中国道教の「陽極生陰、陰極生陽( 陽極まれば陰を生ず、陰極まれば陽を生ず)」から由来している。「九」が陽数の中でも極数に属し、「十」は満盈(十分に満ちること)を表す数で、「物事が極まれば必ず逆の方向に転じ、(水が)満ちればこぼれる。人や世の中が栄えて絶頂を極めれば、必ず衰退する」という意味を表している。
中国ではこの数十年間、「9」が付く年になると、大事件が起きた。
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