中国が歩み寄るも米との溝埋まらず 貿易交渉はこれから「障害走」=米WSJ
中国北京で開かれていた米中次官レベル通商協議は9日、終了した。中国による農産物やエネルギーの輸入拡大、市場開放で進展があったと報じられている。一方、中国当局による国内ハイテク企業への補助金や米企業への強制技術移転では、双方の溝が依然と埋まらなかった。米トランプ政権はまた、対中通商合意に中国の公約履行を含めるよう強く求めている。
協議中の8日、中国農業農村部は米の遺伝子組み換え(GM)農産物の輸入を約1年半ぶりに承認し、譲歩を見せた。しかし、中国当局は米企業に対する技術移転の強制をしていないと主張する。また、国家安全保障上、また政治的要因から、中国は米が提起した一部の問題について協議を拒否しているという。
今後の米中通商協議では、知的財産権侵害・強制技術移転、市場開放・市場アクセス、中国当局の製造業振興政策「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」が依然として大きな争点であるとみられる。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。