大紀元時報

【知らざる身近な植物の効果】アロエ

2019年02月07日 06時00分

アロエは南アフリカ原産、世界中で栽培されているユリ科の多肉植物。300種以上もありますが、日本で普及しているのは、キダチアロエの仲間で、一般家庭でも植えられています。暖地ならば冬でも戸外で越冬でき、12月~1月頃に花茎が伸びてその先にオレンジ色の花を多数つけます。葉は多肉質で粘液が含まれています。この粘液は蘆薈(ろかい)という生薬です。

薬用効果

蘆薈(ろかい)は葉汁を煮詰め、乾燥したもので、黒い塊です。肝・心・胃・大腸経に働き、苦味健胃、強い瀉下(しゃげ)作用を有します。一日量は乾燥物1.5~3gを丸・散剤として使用し、煎剤には入れません。妊婦には禁忌です。

民間では、葉汁をそのまま、あるいは葉をすりおろしたり輪切りにして水で煮出した液を服用します。少量なら胃炎に、量を増やすと便秘に効果があります。また、新鮮な葉を切り開いてゼリー状部を火傷、傷、虫刺されに直接貼り付けます。

その他、抗菌作用、抗腫瘍作用、新陳代謝を促すなど多くの作用が解明されています。

食用

キダチアロエかアロエベラの葉肉部分がジュース、ヨーグルトやゼリーに使用されています。

アロエ酒の作り方・生アロエ葉500gをホワイトリカー1・8ℓに蜂蜜、レモン各適量を加えて2カ月間冷暗所で熟成させます。

その他の応用

アロエは古代エジプト時代にはすでに薬草として記され、12世紀ごろ日本に伝わり、江戸時代以降に普及し始めたようです。貝原益軒はアロエを「その味苦くして、気味とともにはなはだ苦きゆえに、虫を殺す」と紹介しています。医者いらずと言われるように、広範囲に効果が期待されています。

(文・ハナビシソウ)

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