「空手」古くは、現代中国語の意味と同じ?
現代の空手の源流は、琉球で行われていた「唐手」です。「手」とはもちろん、第一義的には手首から先の部分を指しますが、琉球では「手(ティー)」として「武術」の意味でも使われました。現代の日本語では、相撲の「決まり手」、将棋の「次の一手」というように、「手」は手を使ってする手段やわざのことを指すので、「手」の「武術」の義は納得できます。つまり、「唐手」とは本来、「唐(中国)から伝わった武術」という意味でした。しかし、第二次大戦中に、日中関係の事情から「唐」の字が不適切だということで、般若心経の「色即是空」から「空」の字をとって「空手」と改められ、現代に至りました。
中国語では、『空手』は本来、武器や道具を持たない「素手」のことで、それは「手ぶら」という意味で使われました。現代の中国語でもその意味で使われるているため、日本の武術の「空手」は、文字を見ただけでは中国人には意味不明でしょう。
一方、日本語の「空手」も古くには「素手」「手ぶら」義で使われていたようですが、一般的ではありません。(ちなみに、この意味のときは、「空手」を「むなで」とも読み、「徒手」の字を当てることもありました)ただ、この意味の類比からでしょうか、空手は素手で行う武術なので「空手」とする説もあります。しかし空手の源流は「唐手」であり、それには棒術などの武器術が存在したことを考えると、あまり説得力はありません。
関連記事
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。
ビタミンDが腸と免疫の働きを整え、炎症性腸疾患の症状を和らげる可能性が注目されています。最新研究が示す仕組みと、日常で無理なく取り入れるヒントをわかりやすく解説します。
飛行機の機内では、通路側の席ほど人との接触が多くなる可能性があります。専門家が指摘する感染リスクと、旅行中にできる座席選び・手洗い・マスクなどの対策を紹介します
身近なハーブが医療研究で注目?レモングラスに秘められた意外な可能性と、日常での取り入れ方や注意点をわかりやすく紹介します。