「中国大使は他国を脅かす存在か」駐スペイン大使の発言に専門家が苦言
駐スペイン中国大使館の呂凡大使は最近、スペイン政府が米トランプ政権に追随して中国通信機器大手・華為科技(ファーウェイ、HUAWEI)をスペインの通信網から排除すれば「経済的な悪影響を及ぼす」「2国間関係は悪化するかもしれない」と述べた。専門家は、大使は「自国の民間企業のサービスや製品を調達するよう他国政府を脅かす役割があるのか」と苦言を呈した。
呂凡大使は3月15日午前、マドリードの大使館内で会見を開いた。スペイン日刊紙ラ・ラソン(La Razon)によると、呂大使は、2月末バルセロナで開催された電子機器展示会・携帯世界会議(MWC)では、米国が企業や政府関係の代表団を派遣し、ファーウェイの機器やサービスを使用しないよう働きかけたと述べた。
「もしスペインがこの(米国からの)『圧力』に屈すれば、中国とスペインの貿易に悪影響を及ぼすだろう」また米中貿易戦の影響について「スペインが独立した政策を維持し米国の要求に従わないなら、影響はないだろう」と語った。
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