中国の美顔アプリ大手「美図」、経営不振でスマホ事業から撤退 

中国経済が一段と減速するなか、若い女性に人気の自撮り写真補正アプリを手掛ける中国の「美図」公司(Meitu、メイトゥ)はこのほど、2018年の決算を発表した。昨年、同社のスマートフォン製造・販売事業が深刻な不振だったため、収益が大幅に減少した。「美図」の経営陣は今年中に、スマートフォン(スマホ)事業から撤退することを計画している。

「美図」の決算報告によると、2018年1年間の営業収益は前年比37.8%減の27億9100万元(約459億円)で、純損失が12億4300万元(約204億4900万円)だった。昨年の同社スマホ事業の赤字額が5億元(約82億2600万円)に達した。また、2018年同社のスマート・デバイス事業の収益は前年比50.7%減の18億4380万元(約303億2100万円)。

美図はスマホ事業のライセンスを、中国スマホ・メーカーの小米科技(シャオミ)に与えた。

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