日米印比が南シナ海で初の共同訓練 対中を念頭に

米軍第7艦隊と防衛省は9日、5月3~9日に日本と米国、インド、フィリピンの海軍と海上自衛隊が、九州西方から南シナ海で共同訓練を実施したと発表した。4カ国の部隊が南シナ海で訓練を行うのは初めて。編隊訓練、通信訓練、乗換え、司令官の交流などを行ったという。

訓練に参加したのは米海軍の駆逐艦「ウィリアム・P・ローレンス」、インド海軍の駆逐艦「INSコルカタ」、補給艦「シャクティ」、海上自衛隊のヘリ空母「いずも」、護衛艦「むらさめ」、フィリピン海軍の哨戒艦「アンドレス・ボニファシオ」。6隻は、南シナ海の公海を通過した。いずもの艦上では、各艦司令官が集まり、交歓会が開かれた。

訓練に参加したいずもは、事実上の空母化改修が決まっている。産経新聞によると、「日本版海兵隊」と呼ばれる陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」の隊員30人も乗艦した。

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