米中女性司会者の討論 中国官製メディアは宣伝利用
日本時間30日に行われた、米中の女性司会者による生中継の討論会は、互いの主張を丁寧な言葉で放つのみで、形式的な格好で終えた。この討論について、中国官製メディアは、中国司会者・劉欣氏の主張のみを伝え、劉氏が番組中に述べた、自身が共産党員ではないことや、中国側の技術窃盗を認める発言を削除した。
Foxビジネスネットワークの司会者トリッシュ・レーガン(Trish Regan)氏と、中国国営中央テレビの海外英語放送CGTNの女性司会者・劉欣氏は30日、Foxの放送枠で劉氏が招待される形で、米中貿易について15分間の討論を行った。米国では生放送で視聴できたが、中国ではCGTNによる編集後の放送となる。
中国官製メディアは国内で「双方の対話の概要」とするものを発表したが、大部分は劉氏の主張を伝える内容で、レーガン氏の発言は一回だけ取り上げられた。
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