中国当局、日中戦争映画の公開中止 プロパガンダ宣伝と相違?

中国当局は25日、日中戦争中に国民党が率いる国軍と旧日本軍が1937年、中国上海で行われた戦闘、「四行倉庫の戦い」を題材にした映画、「八佰」の公開を取り消した。当局は6月15日、第22回上海国際映画祭で、「八佰」のオープニング上映も、「技術の問題」を理由に取り消した。

同映画は、華誼兄弟傳媒股份有限公司など中国大手映画制作会社が製作した。映画全編はIMAXカメラを使って撮影した。アジアで初めての試みだという。夏休みが始まる7月5日に公開を予定していた。

「八佰」は、第二次上海事変の最後の戦闘で、国軍800人の兵士が中国軍が西へ退却する際の援護を行うために、四行倉庫を守りぬき、旧日本軍と4日間の戦いを続けたことを描いた。

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