香港警察当局は2日未明、幹線道路を占拠する市民らに催涙弾などを発射して強制排除した(ANTHONY WALLACE/AFP/Getty Images)

【写真】香港返還22周年、市民55万人デモ行進 終了後ゴミ拾いの姿も

中国返還22周年を迎えた1日、香港では民主派団体が主催する恒例のデモ行進に約55万人の市民が参加した。返還後、最大規模となった。一方で、一部の抗議者は同日夜、犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や行政長官の辞任などを求めて、立法会(議会)の建物に突入し占拠した。抗議者らは立法会の壁などに、「逃亡犯条例改正案反対(反送中)」「真の普通選挙をせよ」などのスローガンを書いた。

現地時間1日午後3時ごろ、香港市民はビクトリア公園から香港島中心部に向かってデモ行進を始めた。市民らは「逃亡犯条例改正案に反対」「悪法を撤回せよ」「林鄭(行政長官)、辞任せよ」などのプラカードや横断幕を掲げて練り歩いた。

最高気温が33度近くになったこの日、多くの市民は子どもを連れて、炎天下のデモ行進に参加した。中に若い中学生や高校生の姿が目立った。

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