2016年、東亜銀行が主催した経済フォーラムで講演を行った香港経済日報の石鏡泉氏(余剛/大紀元)

<香港デモ>「若者の教育に棒で叩いても良い」発言の香港紙副社長が辞任

香港紙・香港経済日報の石鏡泉・副社長(71)は20日、「逃亡犯条例」改正案に反対する若者を批判し、「子どもを教育するのに鉄パイプを使って叩いてもいい」と話したことが波紋を広げている。香港市民は同社の刊行物に対して不買運動を起こした。同社社員700人も石副社長に対して発言の撤回を求める署名活動に参加した。23日、同社は石氏の辞任を発表した。

石副社長は、20日に行われた香港警察当局への激励会に出席した際に同発言をした。翌日、香港で抗議者が正体不明の集団に襲撃される事件が起きた。

21日夜、香港の新界元朗区の地下鉄駅で、同日の抗議デモから帰途についていた市民らは、白いTシャツを着た集団に棒で襲撃された。妊婦を含む市民、記者、立法会議員など45人が負傷した。

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