人民元基準値、5日間連続1ドル7元台に設定 当局の元安容認姿勢が鮮明に
中国の人民元相場が対ドルで、1ドル=7元の心理的大台を割り込んだ後、米政府は中国を「為替操作国」と指定した。中国当局が元安を容認するなか、外資企業と中国企業の海外への生産移管の加速化、失業者の急増など、中国経済がさらに苦しい局面に直面するとみられる。
12日、上海外国為替取引市場では、人民元相場は対ドル為替1ドル=7.06元台に元安・ドル高水準となった。
13日、中国人民銀行(中央銀行)は人民元の対ドルの基準値を1ドル=7.0326元と、12日の1ドル=7.0211元から115ポイントの元安水準に設定した。2008年3月25日以来の元安水準となった。また、14日も対ドルの人民元基準値を1ドル=7.0312元に設定した。前日比14ポイント元高・ドル安となった。
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