大紀元時報

世界の民族に共通 もっとも重要な3つの記憶

2019年08月24日 09時20分
米国飛天大学人文学部準教授 章天亮 博士(イメージ・YouTubeスクリーンショット)
米国飛天大学人文学部準教授 章天亮 博士(イメージ・YouTubeスクリーンショット)

歴史学者の章天亮(しょう てんりょう)博士は、最近講演で「世界中に、山や砂漠や海などにより隔てられた多くの民族があり、彼らは異なる文化や言葉を持っている。だが彼らには共通する3つの記憶がある」と語った。

1 粘土による人類創造の記憶

 章博士が最初に語った共通する記憶は、「粘土を使って我々人間を創造した」という伝説だ。中国には「女媧(じょか)が粘土から人を創造した」と伝える民話があり、西洋では「神様が粘土から人を創造した」といわれている。そして、アフリカ、南米及びオーストラリアの少数民族にも粘土から人類を創造した伝説がある。これはさまざまな民族に共通する特徴の一つである。

2 大洪水の記憶

 2つ目は「大昔に大洪水に見舞われた」という共通する記憶だ。これは中国には「大禹(う)の治水」の記録があり、聖書にはノアの方舟の物語も記載されている。ヘブライ暦でノアの方舟の大洪水が発生した時期は、ちょうど中国の堯帝の時代であることから、これらの大洪水が全世界に波及したと推定できる。

※大禹の治水:堯帝の時代、中国は大洪水に見舞われ、のちに夏王朝を開いた「禹(う)」が治水事業を成功させた。

禹の治水(明・仇英「帝王道統万年図」一部 / パブリック・ドメイン)

研究者たちは世界各地の民族に残された大洪水の記憶を調査したところ、合計270個もの記憶を発見した。この調査により、世界各地の大洪水で中国を除く全ての民族の文明がほとんど破壊されたことがわかった。

3 神様の帰還

 異なる民族が持っている三つ目の共通の記憶は、「人々が神様の帰還を待っていること」だ。聖書は、「いつか神様が人々を裁くため帰還されるだろう」と述べている。

 また、イスラエルの復興は「最後の審判」の前夜であり、仏教の経典は弥勒菩薩(弥勒仏)が世に下ることについて語り、「優曇華(うどんげ)が咲くときに、轉輪聖王(てんりんじょうおう)が世に現れ法を伝え、衆生を救い済度する」と記載されている。

他の多くの民族が「神様が帰還する」という伝説を残している。たとえば、マヤ族には13個の水晶製頭蓋(別名:クリスタル・スカル)の伝説が残され、「13個の水晶製頭蓋が全部集まった時、神様が帰還される」と伝えられている。

4 各民族の最も重要な事

 章博士は、各地の民族に共通する3つの特徴を「起源、教訓、希望」という3つの単語にまとめた。

 起源、これは人間が神様によって創造されたことを意味する。教訓、これは人間の道徳が崩壊すると報いが現れ、世界中の人間の道徳が崩壊すると、人間は災害の危機に瀕することを意味する。希望、これは神様が帰還することを意味する。

 章博士は、「過去に数多くの民族の文明は破壊され、文化が失われた。しかし今でも、この3つのことだけは共通して覚えている。これはそれぞれの民族が“自分たちに最も重要なのはこの3つの事だ”と判っている証だと言えるでしょう。他の事は全て忘れてもかまわない、この3つのことだけ覚えていれば十分です」と語った。

 更に3つ目の神様の帰還に関して、章博士は、「聖書の黙示録には、最後の裁きの前に正と邪の戦いがある。この戦いが終わった時、神様と共に戦った人だけ天国にいける。一方、悪魔に誓った人、不倫、姦淫、不誠実、殺人などを犯した道徳が崩壊している人々は、永遠に苦難を受け続ける。人間はこの正と邪の戦いの時、どちらを選ぶかが一番重要だ」と述べた。

(文・章天亮/翻訳・謝 如初)

※看中国より転載

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