1992年5月13日、李洪志大師が中国吉林省長春市において、法輪功(法輪大法とも称す)を初めて公に伝授した。この出来事は、物欲が横行する中国社会に清流を注ぎ、混沌とした時代に光明と美しさへの扉を開いた。法輪功は、学習者の病を癒やし健康を促進するだけでなく、修煉者の心性や品行を向上させ、社会道徳の再建を実現した。その恩恵により、人々は教えを自発的に広め、非凡なる伝説の時代を切り開いた。
33年という歳月は、まるで指を弾く一瞬のように過ぎた。現在、法輪大法は中国全土に広まり、さらに海を越えて110以上の国と地域に根を下ろした。異なる人種、民族の、億を超える人々が、本来の自己へ立ち返る道を歩み、身心の健康、家庭の和睦、そして人生の真理を得た。法輪大法の威徳と感化する力は時空と国境の壁を超えており、これまでに5千件以上の表彰、支持決議、書簡が各国の政府要人や団体から寄せられている。
2025年5月13日は、法輪大法が世に現れて33周年の記念日であり、同時に第26回「世界法輪大法デー」および法輪大法の創始者である李洪志大師の生誕日でもある。明慧ネットには、数万通の祝賀カードや祝電が舞い込み、人々は李大師の生誕を祝い、法輪大法の素晴らしさと神聖さを称賛し、人々は、李大師がもたらした健康、光明、希望に深く感謝した。
法輪功 無数の健康の奇跡を生み出し社会に恩恵をもたらす
法輪大法が広まり始めた初期、李洪志大師は、中国の気功事業を支援する目的で、1992年12月と1993年12月に弟子を伴い北京で開催された東方健康博覧会に参加した。両年の博覧会において、李大師は、多くの市民に無料診療を施し、神の手のごとく病を癒やした。その場にいた人々は、麻痺した者が立ち上がり、重度の猫背の者が背筋を伸ばす場面を目の当たりにし、驚嘆の声を上げた。李大師の卓越した功力と法輪功の神秘は、瞬く間に世間へと伝わった。1992年の博覧会では法輪功が「スター気功流派」として脚光を浴び、翌年には法輪功目当てに多くの人が訪れ、ブースの前には3本の長蛇の列ができ、かつてない盛況を呈した。
同時に、李洪志大師は2年以上にわたり中国全土を巡り、計56回の法輪功レッスンを開講した。その実践によって、多くの修煉者の身体が大きく改善され、何千万もの健康に関する奇跡が生まれた。各地で起きた生還の事例は、新聞でも取り上げられ、社会に広く知られるようになった。
1998年7月10日には『中国経済時報』が「私は立ち上がった」という記事を掲載し、謝秀芬(しゃしゅうふん)氏という人物の体験を紹介した。彼女は、北京301病院で脊椎損傷により半身不随と診断され、16年間寝たきりの生活を送っていたが、法輪功の修煉を経て健康を回復し、自由に歩けるようになった。
また、中国水泳界で「平泳ぎの女王」と称される黄暁敏(こう ぎょうびん)氏は、アジア大会で3枚、ワールドカップで11枚の金メダルを獲得した実力者である。だが過酷なトレーニングの影響で、腰痛や長期の微熱、心停止の症状に悩まされ、精神的にも追い詰められていた。
しかし、法輪功を修煉してから半年も経たないうちに、これらの病や症状がすべて消失した。黄氏は「法輪功は私に第二の命を与えてくれた。私は自ら大法の神秘を証明した。どれほど言葉を尽くしても、師父への感謝を言い尽くせない」と語った。
1998年には、北京、武漢、大連、広東の医学専門家が、1万人以上の市民を対象に5回の医学調査を実施し、法輪功による病気治療と健康増進の総合有効率が97.9%に達することを明らかにした。
同年、元全国人民代表大会常務委員長・喬石(きょうせき)は、180人以上の元幹部を率いて法輪功に関する半年以上の調査を行い、中国共産党中央政治局に報告を提出した。その結論は「法輪功は国家と国民に百利あって一害なし」というものであった。
法輪大法は道徳を再建し、社会を浄化する
法輪功は、身体の健康改善において顕著な成果を示し、何千何万もの修煉者が病のない軽快な身体を得た。この結果、国家および国民にとって、数億元規模の医療費削減に寄与した。さらに、法輪大法は、社会道徳の再建においても極めて重要な役割を果たし、常に社会を健全な方向へと導いた。
「真・善・忍」の教えを実践することで、各業界に属する修煉者の道徳水準が向上し、社会には善行を重ねる人物が次々と現れてきた。
1997年3月17日、『大連日報』は「無名の老人が黙々と奉仕」と題する記事を掲載した。内容は、古希を迎えた盛礼剣(せいれいけん)氏が自らの意思で村の道路を整備し、1年を費やして延長1100メートルを超える4本の公道を補修したというものである。ある人物が、盛氏に所属や報酬を尋ねた際、盛氏は「私は法輪功を学んでいる。皆のために善をなすのに報酬は必要ない」と語った。
1998年2月16日、『北京日報』は、北京市の法輪功学習者が、蘭州化学公司化学研究院に8万元、中国石油探査開発科学研究院廊坊分院に10万元を寄付したことに言及し、これを称賛した。北京人民放送局の番組「人生ホットライン」もこの件を取り上げ、1時間以上にわたって肯定的に報じ、法輪功の行動を高く評価した。
1998年2月21日、『大連晩報』は、大連海軍艦艇学院に所属する法輪功学習者・袁紅存(えんこうそん)氏が、氷点下の厳寒の中で自由河に転落した子供を、氷の下3メートルから救出し、学院から二等功を授与されたと報じた。
また、ハルビン市公安局は「1998年度『拾得物を正直に届ける』団体」として、ハルビン市法輪功勉強会に栄誉称号を授与した。
1998年10月、国家体育総局は、気功登録評価調査団を長春に派遣し、1週間にわたり公開と非公開の両面から調査を行った。座談会において、調査団の団長・邱玉才(きゅうぎょくさい)は、長春において法輪功修煉者が十数万人存在し、大学教授、博士課程の指導教官、高級幹部、労働者など、知識層を含む多様な人々であると述べた。さらに、法輪功の効果は顕著であり、疑う余地がないとの見解を示した。
邱玉才は「法輪功の功法およびその効果は優れており、社会の安定と精神文明の建設において、非常に大きな役割を果たし、これは正当に評価されるべきである」とも述べた。
李洪志大師が、生命の起源と帰着を明らかにし 天機を明らかに
無神論および進化論が主流となっている現代において、李洪志大師は従来の枠組みにとらわれない独自の真理を提示した。法を説き、功を伝える過程において、宇宙・時空・人体・修煉など広範な主題を明快に解説し、数多くの学習者に善人として生きる道を示した。さらに修煉者には、人生の本質は「返本帰真」にあることを悟らせた。
李大師は、法を説く中で、五千年にわたる中華伝統文化が神伝の文化であると明示した。人々が徳を尊び、善行を重ね、天を敬い神を信じ、伝統へと立ち返ることで、神仏の加護と救済が得られると説いた。長年にわたり李大師は、多様な手段を用いて、人類を向上の道へと導いた。
2006年、李大師は、ニューヨーク州において芸術家の弟子たちとともに神韻芸術団を創設した。この芸術団は、卓越した舞台芸術を通じて、中華の美と精神を体現し、古代の知恵を世界中の観客に伝え、人々を天へと通じる伝統文化の道へと誘った。
神韻は、わずか数年で「世界第一のショー」と称される存在へと成長し、世界各地で公演を展開した。その巡回公演は各国の文化人や著名な芸術家、政財界の指導層、研究者、知識人などに感銘を与え、観客に古代中国の文明を体験させた。神韻は、仏教の慈悲、道教の天人合一、儒教の仁・義・礼・智・信といった理念を伝え、精神の浄化と心の昇華をもたらした。
2006年の創立から2025年までに、神韻は8つの芸術団に規模を拡大し、五大陸を巡って、世界各国の一流劇場で公演を実施してきた。毎年、約1千万人に比類なき文化と芸術の饗宴を届けた。
神韻は、アメリカ、ヨーロッパをはじめとする世界各地に深い影響を及ぼし、その比類なき実績の背後には、李大師の不断の努力と情熱があった。
2023年の中国旧暦の新年前夜、李大師は全人類に向けて経文『なぜ人類が存在するのか』を発表し、生命の起源と帰宿を明らかにするとともに、宇宙の真理を開示した。李大師は「創世主が神に人間を造らせた目的は、末後のときに宇宙と衆生、そして神々を救う時に使うためです」と述べた。さらに「人間がこの世にやってきたのは救いを得るためであり、創世主によって救われ天国世界に戻るのを待つために人間になったのです。待っている間の生々世々、功徳を積み続けています。これも人間が輪廻転生する目的であり、乱世は衆生を成就させるためにあるのです」とも語った。
多くの知識層は、李大師の文章に触れて、深い衝撃と感銘を受けた。あるニューヨークの企業家は「人類文明史上、画期的なマイルストーンであり、全人類にとって極めて重要な一篇である」と評した。
2023年4月17日および2024年9月30日、李大師は、『なぜ衆生を救い済度するのか』と『人類はなぜ迷いの社会なのか』をそれぞれ発表し、人々の疑問に対して、明確な答えを提示した。
李洪志大師の無私の献身と覚者の風範
末世の濁流の中で、李洪志大師は、非凡な伝説として存在し、生涯を通じて人々に善を教え、本来の自分に立ち返る道を示してきた。弟子たちに対しては「真・善・忍」に従って生き、修煉に励むよう指導し、自らその模範を体現して、億を超える弟子と無数の追随者を有しながらも、李大師は、名利に執着せず、財も求めない。生活は常に質素であり、人との接し方や行動においては、謙虚で控えめな姿勢を貫き、慈悲と寛容の心をもって臨んだ。
かつて中国共産党(中共)は、李大師が財を集めていると中傷する目的で、長春市開運街の豪邸を取り上げ、あたかも李大師がそこに居住しているかのように宣伝した。しかし実際には、同姓同名の別人の家を用いて、虚偽の情報を広めたに過ぎなかった。
多くの長春の法輪功弟子は、李大師の住まいが長春市解放大路103号の西門401号であることを把握している。その住まいは非常に簡素な古いアパートであった。
当時、李大師は、中国大陸を巡って法輪功を広めていたが、長距離移動の際にも経費節減のため寝台車を使わず、座席の硬い普通車両を利用した。支出を抑えるため、何か月もインスタントラーメンで食事を済ませ、着衣も一般的な衣類を用い、夜に洗濯して乾かし、翌日に再び着用するという生活を送った。宿泊先も質素な場所を選んだ。
さらに、李大師のすべての書籍や映像・音声資料は、法輪大法の公式ウェブサイトで無料で公開されており、誰でも自由に閲覧したりダウンロードしたりできるため、その恩恵を受けることができるようになっている。
海外に移ってからも、李大師の奉仕の姿勢は全く変わらず、無償での貢献を続けている。その生活は、自由社会における著作権保護のもとで、主に原稿料によって支えられている。李大師はこれまで、法輪功関連機関(神韻芸術団を含む)から報酬を受け取ることなく、一貫して与える側に立ち続けてきた。
中国共産党が二十年以上にわたり法輪功に対して行ってきた残酷な迫害と中傷の中でも、李大師は覚者としての規範を示し、常にすべての衆生を心に抱いて行動し、説法においても、李大師は弟子たちに対し、公安・検察・裁判所・司法・「610」機関などで迫害に関与している人物に対して「恨み」を抱くことを戒めた。そのような人々もまた、中国共産党によって脅され、誘惑されている被害者であるという認識に基づき、弟子たちには、慈悲の心で救済するよう説いた。
正邪のせめぎ合いの天秤は正義の側へ傾く
非凡で伝説的な時代である。中国共産党が長年にわたり残酷な迫害を続けてきたにもかかわらず、法輪功学習者は屈せず「真・善・忍」の理念を貫き、平和かつ理性的に迫害に対抗してきた。その善と忍耐の精神は、天地をも動かす力を持つ。
26年に及ぶ正邪のせめぎ合いの中で、法輪功という信仰団体は、平和的な反迫害活動を通じて成長を続け、世界各地で広まり、人々の心に深く根を下ろした。各界からも正義の声が上がった。法輪大法の主要著作『轉法輪』は約50言語に翻訳され、アメリカ議会やカナダ、ヨーロッパ諸国の政府は、中共の行為に対して強く非難の声を上げ、法輪功への迫害と臓器狩りの中止を求めた。2025年5月5日には「法輪功保護法案」がアメリカ下院で全会一致で再可決された。「真・善・忍」の価値観は、自由社会の政府と民衆にとって、大切な理念として受け入れられていることを証明した。
一方、中国共産党は、公安、検察、裁判所、司法、軍隊、経済、外交、宣伝機構といった党政資源を握っているが、法輪功迫害を行う中で、海外から追い詰められ、崩壊の瀬戸際に立たされ、近年、党内では権力闘争が激化し、内部の粛清はかつてないほど苛烈さを増した。歪んだ経済モデルは破綻し、経済は急落、工場は操業停止に追い込まれている。企業の倒産と失業の波が全国に広がり、人々は生活苦に直面し、中共の「統治の正当性」は崩れ去ろうとし、赤い壁は今にも崩壊寸前であった。
このような危機的状況にあっても、法輪功への迫害は続き、2020年から2023年にかけて、中国大陸における迫害により、命を落とした法輪功学習者の数は増加の一途をたどった。同時に、中国共産党は、海外においても弾圧を拡大させており、スパイを用いて神韻への攻撃や、法輪功に対する虚偽の宣伝を行ってきた。メディアや自媒体を駆使して法輪功を悪者扱いし、神韻には、中傷、爆破脅迫や公演妨害を繰り返し、法輪功団体への法的攻撃を仕掛けたが、こうした狂気じみた行動は、自滅を早める要因となるだろう。
歴史上、正しい信仰への迫害が成功した例は存在しない。現在、中国共産党による法輪功への迫害も行き詰まり、前代未聞の罪悪は、終焉を迎えつつある。国際社会では、中共に対する非難と制裁の動きが強まり、その措置は実効性を増したのだ。
中国共産党の迫害は、その政権が邪悪な体制であることを如実に示しており、すでに一般市民の生活にも深刻な影響を与えている。「真・善・忍」への誹謗と踏みにじりによって、中国社会全体の道徳基盤は崩壊中であり、法輪功への迫害は、すべての中国人に対する迫害でもある。したがって、中国大陸の人々は、勇気をもって立ち上がり、国際社会と共に反迫害の運動に参加すべきだ。
この迫害に加担している者は、今こそ目を覚まさなければならない。良心を売り、善人を攻撃する行為は、歴史の恥辱の柱に自らを釘付けにすることであり、最終的に中国共産党と道連れとなる運命を選ぶことに等しく、中共の滅亡は近づいてきており、君子危うきに近寄らずという言葉が示すように、悪事を働く者は速やかに立ち止まり、罪を償い、功績を立てることで、自身と家族のための退路を見出すべきだ。
結語
法輪大法が世に広まって33年、非凡な伝説の時代が始まり、多くの人々が心身の変化を体験し、道徳の回復が進んできた。暴政による弾圧の中でも「真・善・忍」の価値は輝きを放ち、その偉大さを証明した。
人類が信仰の砂漠に迷い、道徳の崩壊に直面したとき、法輪大法は曙光のように世界を貫き、希望の灯台として人々を導き、「真・善・忍」は世界の隅々で光を放ち、人類を明るい未来へと連れてゆく。
5月13日は、法輪大法が世に広まったことを記念する日であり、人類にとって祝福と希望に満ちた特別な日である。この日は、道徳と正義の復興を示す重要な節目であって、歴史を共に尊び、この伝説に敬意を払い、李洪志大師と真理を守る法輪功学習者に、心からの祝福と敬意を捧げるべきである。
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