野良猫がオフィスに居候、働くスタッフのストレス軽減に貢献しているとネットで話題

会社のオフィスが近くをウロウロしていると仕事の邪魔になるはず。しかしアメリカのある運送会社のオフィスにはなんと大胆にも二匹の活発な猫がいるのだ。はたして中のスタッフは仕事に集中できるのだろうか?

オフィス猫を飼うことで職場を元気に

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Oh, hey guys. Thanks for keeping it warm while I was in that meeting. #ourofficekittens #debit #credit #snuggle #nap #kittens

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The babies got their first collars tonight! #ourofficekittens #debit #credit #kittensofinstgram #reddit

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アメリカのオハイオ州のある運送会社の金融及びインフォメーション部門のオフィスでは二匹の野良猫を飼うこととなった。そこのスタッフは二匹の猫にそれぞれ意義深い名前をつけた―「デビット」(Debit)と「クレジット」(Credit)である。金融業界の精神にぴったりの名前である。名前によってまたたく間に距離が縮まり、猫たちはこの企業の家族となった。

ある日、猫たちが紙箱の中で行ったり来たりする面白い様子をスタッフたちが撮影し、映像をソーシャル娯楽メディアサイトRedditにてシェアした。その結果意外にもキャットフードを給料代わりにする二匹の「オフィス猫」の名前がまたたく間にネットの注目となり、賑わせた。

ネットユーザーは掲示板を介して絶えず取り上げ、ホームページの管理人に、もっと猫たちのおもしろ映像を公開するよう催促した。どうやら大勢のオフィスで働くネットユーザーたちも、ひとときの息抜きを必要としているようだ。そのため一人の職員がこのオフィス猫たちのためにソーシャルプラットフォーム専属のアカウントを開設し、おちゃめで好かれる相思相愛な(お互いに返済の取り立てはない)二匹のオフィス猫の「生活日誌」をすぐに公開した。一日中ずっと空も太陽も見えないオフィスの方々に、オフィス猫が日差しと笑顔を与えてくれる!

このオフィス猫のインスタグラムアカウントにはすでに3万人を超えるフォロワーがおり、いいねの数は毎回1000を超える。動画再生は万を超え、彼らの登場は多くの人の歓喜と注目を受けているようである。さらに職員たちの撮影視点と愛に溢れた言葉は巧みにデザインされ、彼らが間違いなく心から「デビット」と「クレジット」を愛護しているということが分かる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Happy Hump Day! #ourofficekittens #debit #kittensofinstgram

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Hello, my name is Credit! I yawned mid photo. #ourofficekittens #credit

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通常なら、「デビット」と「クレジット」が職員たちを困らせることといえば、たいていは猫の毛が起こすアレルギーである。しかしメディア「Bored Panda」が報じるところによると、猫アレルギーのスタッフたちは少しも気に留めないという。

猫ちゃん「かわいい」は人のストレスを軽減させる

多くの猫愛好家たちには、猫には仕事のストレスを軽減させ、元気にさせる効果があると信じられている。研究の結果は確かにそれを裏付けている。

2012年日本の広島大学文理科学院心理学者入戸野宏(Hiroshi Nittono、現大阪大学人間科学研究家教授兼認知心理生理学研究室室長)が132名の大学生を研究の対象とし、彼らに大人または子どもの動物の写真を見せ、「かわいい」ことへの認知行為の実験をした。

この研究で明らかになったことは、被験者は小動物の写真を最も可愛いと感じ、その写真を見た後は注意力テストのミスが減ったことを示している。研究では「かわいい」動物は確かに人の注意力を向上させ、非目標物の干渉を受けにくくさせることで仕事の効率が向上することを明らかにした。

Susann Mielke / Pixabay

しかし、もし猫の写真に見惚れてしまうほどになると、今の作業を先延ばしすることになってしまわないか気をつけなければならないだろう。小動物に対する「かわいい」と感じることが起こす逆効果にも注意が必要だ。

2015年アメリカインディアナ大学新聞学院のマイリック(Myrick, J.G.)教授は7千人近くの人たちが猫の写真を見た後の心理的反応を分析し、それらの写真には確かに心を良くする働きがあるが、人をグズグズさせる癖とも関係がある可能性を指摘した。

(大紀元日本ウェブ編集部)