飼い主に捨てられ震える犬、理由は「赤ちゃんができたからもういらない」

3歳になるジャーマン・シェパードのロコ君は、テキサス州にある、ダラス動物サービスに保護されている。捨てられた理由は「赤ちゃんが生まれるから」。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Roccoさん(@roccostar_gsd)がシェアした投稿

発見された当初ロコ君は、ひっくり返った犬小屋の中で怯えきった状態で見つかった。それを見た通行人が動画を撮影し、誰かが保護してくれることを祈りながら、ネットに公開。この動画はすぐさまジャーマン・シェパード保護団体のピライパーカンさんによって確認され、救助が開始された。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Ride home. The car is very scary. #RoccoSensation #RoccoStarGSD

Roccoさん(@roccostar_gsd)がシェアした投稿 –

当時、ロコ君は痩せ細り、成人犬の平均体重36キロから43キロに対し、27キロしかなかったという。ピライパーカンさんは「飼い主に新しい赤ちゃんができるため、ロコ君はお荷物になるとみなされたんでしょう」と推測する。そのため、捨てられた恐怖からくるのか、ロコ君は異常に人を恐れているという。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

We made huge progress today. Rocco decided to come out of his shell and explore the toys… This is a giant step for Rocco who had completely shut down. I am so happy to share this progress with all of you. #RoccoSensation #RoccoStarGSD #SavingRocco

Roccoさん(@roccostar_gsd)がシェアした投稿 –

しかし、ここで真の理解者が現る。ピライパーカンさんに飼われていた別のジャーマン・シェパード犬がロコ君の心を開いたのである。ピライパーカンさんによると「はじめロコはとても寂しそうだったわ。だけど家を探検するようになってからは自分の居場所を見つけたみたい。今は音がするおもちゃと、テニスボールがお気に入り。ロコはフェッチがとても得意なんです」と説明する。

しかし、彼のような大型犬は、飼い主の家族構成や環境の変化への影響を受けやすいという。飼い主に新しい家族が増えたり、他の動物を飼い始めたりするとスペースや安全性の問題に直接繋げられやすいのだ。このイメージを払拭するためにも、ピライパーカンさんはロコ君のインスタグラムを始め、彼の近況を更新し続けている。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

This is Rocco’s new mom! She will be taking over Rocco’s page from here on out, and we are so excited for his future adventures!

Roccoさん(@roccostar_gsd)がシェアした投稿 –

2018年にロコ君は、新しい飼い主に引き取られた。彼の他にも大型犬の友達がおり、2匹ともに仲良く過ごしているという。また、ピライパーカンさんの意思を尊重するため、新しい飼い主がロコ君のインスタグラムを引き継いでいる。

さらに2019年4月には赤ちゃんが誕生したが、2匹ともとびっきりの愛情表現で優しく接しているという。大型犬は赤子には危険だと誰が言い始めたのだろう。こんな優しいふわふわのベビーシッターなら家族同様、是非大切に飼ってほしいものだ。

 

 

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。
多くの人が長生きして幸せになりたいと願っていることでしょう。これはどこの国の人にとっても共通の願いです。実は長 […]
アメリカのリーバイス(Levi’s)は、デニム生地とジーンズの製造で有名であり、その製品は世界中で販売されています。ジーンズをいつ洗うべきかという問題に対して、同社の最高経営責任者が自身の考えを表明しました。
古代中国では、二輪の戦車は戦場に欠かせない乗り物でした。紀元前2000年ごろの夏(か)の時代に現れ、歩兵や武器を戦場で移動するために使われました。
地域や王朝によって形の異なる太鼓が生まれ、それぞれ異なる場面で使用されました。