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勇敢にもいじめられっ子を守ったのは、ネコ?

緑色の目をしたトラのスマッジは、家族の一員であるイーサンがいじめっ子に襲いかかられたとき、「意気地なしの猫」ではないことを証明しました。全力でイーサンを助けに行き、いじめっ子男の子は泣き出したほどです。

サウスヨークシャー州ソーンの非常勤美容師サラフェントンは、大きなエメラルドの目のトラ猫であるスマッジの飼い主です。飼っていた前の猫がたった18ヶ月で死んでしまい、スマッジが家にやって来ました。

「オーナーがスマッジを見せてくれたとき、私たちは一目ぼれだったわ」

子猫は生後わずか10週間でした。 「スマッジはとても小さく可愛いらしく、見た瞬間にこの子を飼わなければいけないと感じたの」とサラはその時のことを回想しています。

lona Ilyés / Pixabay

2014年のある日、イーサン(当時5歳)と弟(当時2歳)がドンカスターの家の外でサッカーをしていました。サラは息子たちが遊んでいるのを家のキッチンの窓から見ていました。その時、いじめっ子の男の子たちが息子たちに近づいて来るのが見えたのです。

サラは次のように述べています。「イーサンよりもはるかに背が高くて年上の3人の男の子が庭に歩いて近づいて来たの」

「男の子たちはイーサンの名前を2回ほど呼んでいたけれど、私の息子は弟と遊んで全然気づいてなさそうだったわ」

男の子の1人が顔を近づけて威嚇し、イーサンはドンッと突き飛ばされて地面に倒れこみました。

「それを見て私は急いで外に出たわ。そしたらスマッジが私たちの車の下から飛び出して男の子に襲い掛かったの」このスーパーキャットが、ヒーローのようにイーサンを助けにきたのです。

男の子はよろけてとてもショックを受けていました。強烈なネコの攻撃に脅され、涙を浮かべて庭から出て行ったそうです。

「スマッジが以前にこんなことをしたことはなかったけど、イーサンを守るこの光景を見て本当に感動したの」

Charles Leslie / Pixabay

事件の後、スマッジは文字通りイーサンのボディーガードになりました。

「スマッジはイーサンのベッドルームの扉の外で眠るようになったし、あの事件が起こってからずっと警戒を続けているのよ。スマッジが息子を守るのを見てからというもの、私は息子がスマッジといる時に安全だと感じるし、もう猫というより兄弟のようね」

スマッジはロンドンのサボイホテルで開催された猫保護チャリティによって設立された、ナショナル・キャット・オブ・ザ・イヤー賞にノミネートされ、心臓発作を起こした主人の命を救った15歳のクレオに続きなんと2位を受賞することができました。

これを知っても、猫は犬よりも忠誠心が低いと思いますか?ネコ科の動物は飼い主を犬と同じように好むのです。ただ、表現の仕方が違うだけなんですよ。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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