9月3日夕方、香港地下鉄太子駅で多くの市民が献花し、8月31日の攻撃事件に関する監視カメラ映像を公開するよう求めた(余天佑/大紀元)

香港警察の無差別攻撃事件、市民「死者が出た」港鉄動画公開を拒否

8月31日、香港地下鉄の太子駅で起きた襲撃事件で、市民は3人が死亡したと主張し、当局に対して真相究明を求めている。攻撃事件が発生してから1週間以上経った9日、香港警察と消防当局、地下鉄を運営する香港鉄路有限公司(以下は港鉄)は、共同記者会見を行い、死者はいなかったと強調した。

港鉄は10日、監視カメラが捉えた映像のスクリーンショット26枚を公開した。警察官が市民を鎮圧する際の写真はなかった。また、プライバシー上の理由から、動画を公開しなかった。

香港警察の警官隊は8月31日夜10時半ごろ、抗議活動の参加者を拘束するため、地下鉄の太子駅などに入った。構内に止まっている電車内に進入した警官隊は、警棒で乗客らの頭を狙って殴った。電車の外にいた警官らは、乗客に催涙スプレーを噴射した。駅構内では、市民の悲鳴や「警察はヤクザだ」との怒号が響き渡った。

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