Vitamin/Pixabay

すべての母親に警告、子供から絶対に目を離してはいけない理由

幼い子供がいる家庭は「絶対に子供から目を離してはいけない」という教訓を徹底して守っていることだろう。それも幼ければ幼いほど、実は身近なところに危険が潜んでいるのだ。しかし、ほんの一瞬目を離した隙に、大事故につながるケースも少なくない。

ペイジ・ファーグソンさんは生後6ヶ月になるコルトンくんの母である。彼女はフェイスブックにある投稿をしたことがきっかけで話題になっている。

ある日、コルトンくんを連れて友人宅に遊びに行ったときのこと。息子を寝かしつけるため、友人のクイーンサイズのベッドに彼を置いていったという。しかし少し目を離した隙にコルトンくんは60センチの高さのベッドから落下。大きな音を聞いたペイジさんと婚約者のブレイク・リントンさんが慌てて様子を見に行くと、そこには大きなたんこぶを作って泣いているコルトンくんの姿があったという。しかし、息子の非常事態であるにも関わらず、ペイジさんは初めての事態にパニックになってしまい、身動きが全く取れなかったという。

 

その後、病院に行く道中、大きなたんこぶができている以外、とくに目立った外傷がなかったので、2人とも大したことはないだろうと思っていたという。しかし実際に病院でCTスキャンをしてみると、コルトンくんの頭蓋骨は骨折していた。

危険な状態にあったコルトンくんはその後、テネシー州にある小児病院に搬送され、緊急で脳の手術が行われる。また、担当の医師からは、手術をしても助からないだろうと宣告されたという。幸いに、2ヶ月間に及ぶ治療の末、奇跡的に回復したコルトンくんは帰宅を許された。

「本当によかった。先生からはコルトンみたいな怪我をしたら普通は死んでしまうんですよ、って言われてたわ。だけど、奇跡が起きたのよ」とペイジさん。

 

しかし脳に障害を残した彼は「昔のコルトンくん」ではなくなってしまったという。ペイジさんは「今までは積極的に声を出して何かを話そうとしていたのに、今ではそれがありません。コルトンはいつもいらいらした様子で、顔が強張っているんです。昔のコルトンが懐かしいです」と心境を語った。

奇跡的にも命を取り留めたコルトンくん。しかし親の不注意によって奪われた彼の健康な未来は、もう戻ってこないのかもしれない。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
最新の研究によれば、コーヒーに含まれる自然由来の成分が、年齢とともに起こる筋肉減少を防ぐための秘密兵器となるかもしれないのです。
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。
多くの人が長生きして幸せになりたいと願っていることでしょう。これはどこの国の人にとっても共通の願いです。実は長 […]
アメリカのリーバイス(Levi’s)は、デニム生地とジーンズの製造で有名であり、その製品は世界中で販売されています。ジーンズをいつ洗うべきかという問題に対して、同社の最高経営責任者が自身の考えを表明しました。
古代中国では、二輪の戦車は戦場に欠かせない乗り物でした。紀元前2000年ごろの夏(か)の時代に現れ、歩兵や武器を戦場で移動するために使われました。