(Günther Krabbenhöft提供)

ファッショナブルな着こなしのおじいちゃん 「地下鉄街撮り」で大人気に!

あるドイツのおじいちゃんは、そんじょそこらのモデルなんかよりずっとカッコいい。2015年の夏、ある地下鉄のプラットフォームで立っていたおじいちゃん、そのおしゃれなジェントルマンぶりが大人気に!その画像はネットでも広がり、そのおじいちゃんは一夜にして有名人になり、プロのモデルとなった。

2015年、ドイツファッション・紡績品デザイナー協会(VDMD)は「街頭ファッション特撰賞」をこのおじいちゃんに与えた。

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74歳のこのドイツのおじいちゃんはギュンタークラッベンホフト氏。彼は「すべては、この写真から始まったんだ」と語る。「おしゃれな着こなしの紳士」と多くのマスコミで報道された一枚の写真。多くのブランド関係者もこぞって彼をスカウトしにやってきたという。

世界的に有名な女性ファッション雑誌『コスモポリタン』は、「ファッショナブルおじいちゃま」とギュントお爺さんの優雅なファッションを称賛した。『ハフィントンポスト』は、「いま世界でもっともモードの先端にいるお爺さん」と伝えている。

(Günther Krabbenhöft提供)

「世界中のあらゆる所からやって来て、私と一緒に写真を撮りたいって言うんだよ!みんな、ネットで私の事を知ったそうだ」と、ギュンターさんは自分のスタイルを気に入ってもらえた事を喜びつつ、こう語る。

「服を着ることで私の心を表現したいし、着ることが楽しい。服を通して皆に私の気分をわかってもらいたいよね」

(Günther Krabbenhöft提供)

ギュンターさん自身は、自分を特別おしゃれな人間だとは考えていないが、こだわりの人一倍強い男だと自認している。「おかしいことではないさ。仕事に行こうが、スポーツをしようが、自分はこのスタイルでいきたい、それだけさ」

楽観的な彼は、よく勝ち負けにこだわる人にこう言っている。「カリカリしなさんな。兄さん。我々人間なんて、この世では小さなものなんだよ」と。彼は、人生で生活の中に楽しみを見つけることを大事にしているという。

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1945年ドイツのハノーバーで生まれた彼は、近郊の農村で4人の兄弟姉妹と一緒に育った。15歳の時、調理師見習いとして働き始め、その頃からファッションや美しいものへの興味を感じ始めていたと語る。その後、彼は照明器具のデザイナーとなった。

「自分の仕事は好きだったね、いろいろなことを自分で決めたりアイディアを発揮できるし、それに何しろお金ももらえちゃうんだからさ」ギュンター氏は、こう語った。

(Günther Krabbenhöft提供)

現在ギュンターさんはモデルとして働いており、広告代理店がマネージメントをしている。撮影会、インタビュー、イベントへの出席など、これらの事はすでに彼の生活の一部となっている。「これは非常にエキサイティングな流れだよね」そう語り、「こういうのって、くたくたにはなるけれど、でも満足感があるんだよ」

ギュンターさんの研ぎ澄まされたディテールにこだわるスタイルは、世界中で多くのファンを唸らせている。彼独特のユーモアそして生活から滲み出るセンスはマーケットのニーズにもぴったりと合い、ギュンターさんは多くのイベントでブランドスポークスマンとして活躍している。Google Play、PicardやSparkasseといったブランドの広告で彼の姿を見ることができるだろう。

(Günther Krabbenhöft提供)

優雅に生活を楽しむ。これがギュンターさんの真骨頂であると言えよう。彼は常に楽しさを生活に見出し、そこからジェントルマンとしての品位を醸し出している。平凡な生活さえもキラキラと輝き出し、優雅な生活の享受を見せてくれる。これがギュンターさんの持ち味の最たるものではないだろうか。

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(大紀元日本ウェブ編集部)

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