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外はカリカリ中はジューシー、韓国フライドチキンは何故おいしい?!

カリカリの衣に甘辛いたれ。韓国で独自の進化を遂げた「韓国フライドチキン」は韓国B級グルメの王様です。今や世界に逆進出するに至った韓国フライドチキン。どの様に生まれどの様に発展してきたのでしょうか?その美味しさの秘密を探ってみましょう。

韓国フライドチキンが出現したのは今から20年ほど前。金融危機を迎えた韓国では失業者が続出、多くの人が少ない資金でビジネスを始められないかと試行錯誤を繰り返していました。そこで目を付けたのがフライドチキン。

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フライドチキン店なら元手はかからず、たくさんの需要も見込まれたからです。そして今や韓国には約5万もの韓国フライドチキン店がひしめいています。マクドナルドの全世界店舗数3万8千店(2018年時点)よりも多いという驚異の数字に、店舗数を制限する法律まで制定されました。

これだけの発展を遂げるには、やはり美味しくなくてはいけません。その美味しさの特長といえば、何と言っても薄くてカリカリの衣。その歯ごたえの秘密は「2度揚げ」の技術にあります。1度揚げて脂肪をじっくりと出し、もう1度さっと揚げることでカリカリの衣に仕上げる独自の技術を編み出したのです。衣に工夫を凝らせば更に美味しくなります。ダマを防ぐためにウォッカを少し入れ、固いパンからできたパン粉を加えれば、より薄くてよりカリカリの衣が出来上がります。

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揚げた後に絡めるソースも韓国フライドチキンならではの特長です。スパイシーなコチジャンソース、甘いニンニク醤油ソース、この2つを混ぜた甘辛いヤンニョムソースの3種類は、食欲をそそる味の決め手となっています。出来立てのチキンに合わせるのはやっぱり冷たいビール!

「チキン+メクチュ(韓国語でビールのこと)」で「チメク」と呼ばれる最強の組み合わせです。

そしてこの美味しさを世界が放っておく訳がありません。韓国フライドチキン現象は世界中に広がりを見せ、大手チェーンのポンチョンやキョチョンがケンタッキーフライドチキンなど老舗の存在を脅かすまでに至っています。

美味しさの秘密を知ってから食べる韓国フライドチキンはまた格別かもしれません。この流れに乗り遅れないよう、「カリッ」「じゅわー」を1度体験してみませんか?

(大紀元日本ウェブ編集部)

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