動物園入園にも顔認証 中国の大学副教授が提訴「個人情報を強制的に収集」
中国浙江理工大学の副教授は、杭州市野生動物園の顔認証システム導入が消費者権益の侵害に当たるとして地裁に提訴した。顔認証技術をめぐって中国初の訴訟であるため注目が集まった。
地元メディア「銭江晩報」によれば、同大学法政学院の郭兵副教授は今年4月、1360元(約2万1千円)で動物園の年間パスポートを購入した。有効期間は1年間。入園の際に、パスポートの提示と指紋認証が必要だという。
10月17日、動物園から郭副教授に入園の際の指紋認証が廃止され、「今後、顔認証に切り替える」との連絡が届いた。
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