北京大学元教授、共産党最高指導部に「資産公開」求める
中国北京大学社会学部元教授の鄭也夫(zheng yefu)氏(69)はこのほど、中国最高指導部である中央政治局の7人の常務委員に対して、反腐敗の一環として資産を公開するよう求めた。同氏は昨年末、中国共産党に対して「歴史から消え去れ」と発言し、注目されていた。
鄭氏は12月22日、中国語ネットメディア「縦覧中国」への寄稿記事で、2016年に世界153カ国および地域の政府は腐敗・汚職の対策として、公務員の「資産公開制度」を確立したと紹介した。「公正、平和、低コスト、イデオロギーに関わらない」というメリットを持つ同制度に対して、「中国当局は『粛清』という方法で汚職幹部を取り締まってきた」と指摘。
鄭氏は、中国当局の方法は「コストが高いうえ、公正さに欠け、マイナスの影響がある」とし、「摘発されていない幹部の精錬潔白を証明することができない」と批判した。
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