米ニューヨークの国連本部で1月14日、2020年世界人権報告書を発表した(GettyImage)

中国は世界の広い地域で監視拡大=国際人権団体が報告書

米ニューヨークを拠点とする人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の新しい報告書によると、 中国政府は世界の広い地域で官製の監視システムを構築しており、世界中の人権に対する脅威だと指摘した。

HRWは1月14日、ニューヨークの国連本部で「2020年世界人権報告書」の発表記者会見を開いた。代表ケネス・ロス(Kenneth Roth)氏 は「人々の未来を守るために、中国共産党政権の国際人権システムに対する攻撃に抵抗して、協力する必要がある」と述べた。

HRWによると、国際的な人権監督メカニズムを弱体化させようとする中国の明白な標的は、国連であるという。「中国政府は 、国際的なフォーラムで自国のイメージを守るために武器を振り回すことをためらわない」 「国連は重要なターゲットだ」

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