1月15日、米ホワイトハウスで中国の劉鶴・副首相とトランプ米大統領が貿易交渉の第1段階合意に調印した( MANDEL NGAN/AFP via Getty Images)

米中、第1段階合意に署名 専門家「関税は中国に約束守らせる唯一の方法」

米経済学者のスティーブン・ムーア(Stephen Moore)氏は、1月15日に行われた米中貿易協議の第1段階の合意を「米国にとって大きな勝利だ」と評価した。専門家は、中国当局が米製品の追加購入や知的財産権保護などの約束を守るのかに懐疑的な見解を示した。

大紀元時報英語版15日の報道によると、ムーア氏は米中国語テレビ放送「新唐人」の取材を受けた際、「中国側が多く譲歩したことに驚いた」と語った。ムーア氏は、現在シンクタンク、ヘリテージ財団のチーフエコノミストを務めている。2016年の大統領選挙キャンペーンでは、トランプ大統領の経済政策顧問を担当した。

ムーア氏は、「中国側が今回署名した第1段階の合意を今後、実際に履行するかどうかは別問題だ」とし、米政府が関税措置を維持したことが「中国当局に約束を守らせる唯一の有効な方法だ」との考えを示した。

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