【紀元曙光】2020年1月23日
今年は暖冬なのだろうか。天気予報とニュースを見る限り、全国的に雪が少なくて、各地のスキー場は大いに困っているという。
▼東京にいる筆者の実感としては、例年と変わらず、寒い朝が続いているように思える。しかし生業にかかわる立場の人のことを考えれば、つい他人事のような遠い感覚でいる自身に反省するばかりである。
▼天気に関する情報を検索していたら、昨年9月25日のウェザーニュースにぶつかった。「気象庁は25日、寒候期予報を発表しました。12月~2月にかけてこの冬は全国的に平年並みか平年よりも気温が高く、暖冬の可能性があります」と、今から約4ヵ月前に伝えている。どうやら気象庁、当てたようだ。
▼そのほかの情報を素人なりに読み解くと、今年の暖冬傾向は、日本の上空を西から東に流れる偏西風の勢力がつよく、しかも北寄りに曲がって吹いているため、北からの寒気が南下しにくいことが原因らしい。その原因を招いた原因は、筆者には分からないが。
▼雪国の苦労を知らない者の浅慮として、以下ご容赦いただきたい。日本は子々孫々に至るまで、緑豊かで水清く、五穀豊穣の美しい国土でなければならない。そのために、冬であれば、豊かな森のある山々に十分な雪が降ってほしいと心から願うのである。
▼なによりの天恵である水を、その森林にたたえ、ゆっくりと大地を潤しながら流れていく日本の河川。今年はさらに増加するであろう外国人観光客に、日本の何を自慢したらよいか。和食や家電ではなく、「そのまま安全に飲める水道水ですよ」と答えて不都合はあるまい。
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