神韻日本公演

神韻東京公演「未来に向かっていく中国を感じた」

しなやかで力強い洗練された舞踊、鮮やかな色彩に目を奪われる美しい衣装、新しい響きなのにどこか懐かしさを感じさせる音楽。連日、札止めの神韻東京公演は2日目を迎えた。2007年から始まり今年で14年目を迎える東京公演では何度も来場する熱烈なファンも少なくない。神韻公演の奥深い内包は見れば見るほど観客に新しい発見を与えるようだ。

原野由紀さん(左)指田千歳さん(右)(写真/牛彬)

神韻公演を観に来るのも今年で4回めになるという原野由紀さん。証券会社の支店長をしている。今日は友人の指田千歳さんと連れだってやってきた。年を追うごとにクオリティーが向上し、毎年、演目に変化があって新鮮だと語る。

二胡や琵琶など中国の伝統楽器の音色が西洋のオーケストラの響きの中に完全に溶け込んでいるという原田さん。その楽器の奏でる日本にはない旋律に涙を誘われた。

古さを感じさせないもっと先を見ている感じの芸能だと思います。

デフォルメされている印象をうける中国の現代の京劇と比べ、神韻の舞台により自然な感じを受けている。法輪功迫害など国内での人権侵害といった課題も演目の中で表現されていて、そのパフォーマンスにそういった現代中国のもつ問題を消化、解決しながら未来にむかっていく中国を感じたという。

幕が開く時いつも次に何が起きるかドキドキするという指田千歳さん。中国古典舞踊のスケールの大きさに舞台が小さくみえると語る。3DのCGで映し出された美しい水辺の背景の中、女性ダンサーたちが美しい群舞を魅せる演目など、中国のきれいなところを紹介していて、中国本来の姿を自然に感じられたと語った。

(写真/大江)

「どうしても見たかったので早めに予約していい席を確保しました」。2人で観劇の渡邉徳夫妻、ご主人は会社経営をしている。

バレエの要素も彷彿とさせる中国の舞踊というみたことのないパフォーマンスに奥さんは「どうしても見たかった」と思った。台詞なしで舞踊だけで登場人物の感情表現を伝えるダンサーの表現力が素晴らしいと語る。

「中国の文化と身体のしなやかさ、両方楽しめました」というご主人。最近このような舞台ではなかなか見ることも少なくなったオーケストラの生演奏にも迫力を感じた。舞踊、音楽、3Dの背景がおりなす中国伝統文化の歴史絵巻に「この舞台をとりしきる総監督さんはすごいですね」と語った。

(文・大道修)

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