<新型肺炎>江西省医師、レインコート着用で治療 物資不足 外国支援拒否
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、医療物資が不足しているにも関わらず、中国当局が外国政府や団体の支援の申し出を断っていることが明らかになった。一方、武漢市の紅十次会(赤十字社)は、新型肺炎の主要治療病院ではなく、特定の民間病院に優先的にマスクなどを支給し、批判が上がっている。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)29日付によると、フィンランドに在住する中国人の民主化活動家、李方氏が10数カ国の赤十字社に電子メールを送り、中国にマスクや防護服などの支援を行うよう要請した。しかし、各国の赤十字社は、「中国の赤十字社からの援助要請はなく、物資を輸送することができない」と返答した。
武漢市の新型肺炎防疫指揮部もこのほど、海外からの寄付を暫く受けないと発表した。中国当局の対応について、李方氏は「海外から物資を受け入れれば、より多くの人命を救えるのに」と批判した。
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