訪米中の台湾次期副総統、米有力議員と相次ぎ会談

台湾の次期副総統・頼清德氏は、米国上院外交委員会の議員と4日、連邦議会議事堂で会談した。前日には、中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)議長を務めるマルコ・ルビオ上院議員とも面会した。頼氏は「今回の訪米は個人の立場だ」としている。

頼氏の訪米は6日に催される、世界の宗教指導者らとの年に1度の朝食会「国家朝餐祈祷会(ナショナル・プレイヤー・ブレックファスト)」に出席するためだ。イベントにはトランプ大統領も参加する予定で、頼氏と会談するかが注目される。

面会したのは、上院外交委員会委員長ジム・リッシュ議員、民主党ボブ・メネンデス議員、と東アジア・太平洋および国際サイバーセキュリティ政策小委員会のコーリー・ガードナー議長。外交委員会は頼氏との会談後、公式ウェブサイトで「台湾は米国の重要なパートナーだ。頼氏と共通利益と優先事項について今後、協力していくことを楽しみにしている」とコメントを発表した。

リッシュ議員は会議のなかで、新型コロナウイルスの流行対策のために、台湾が国際社会に加わるための努力を支持する、と表明した。また、アイダホ州選出のリッシュ議員は、米台自由貿易協定への調査を推進したいと語った。議員によると、台湾はアイダホ州の2番目に大きな貿易相手国で、米の重要な経済パートナーだという。

ガードナー議長は、新型コロナウイルスの流行をめぐって、世界保健機関(WHO)が台湾を排除したことに懸念を表明した。「台湾の民主主義への支持を強調し、米台の友好をさらに強化することが大切だ」と述べた。

この会談の後、頼氏は連邦議会議事堂で、国際的な宗教の自由に関する円卓フォーラムに参加した。同席した米国務省のサム・ブラウンバック国際宗教自由大使と言葉を交わした。

医師から政治家に転身した頼氏は、かつて台湾に多くの外国からの宣教師が訪れ、台湾の教育と医療に多く貢献したと述べた。また、台湾は宗教に寛容だと述べた。「宗教の自由は基本的な人権のひとつ。中国では迫害されたキリスト教徒、イスラム教徒、チベット仏教徒らが助けを求めている」と述べ、宗教の自由を保証し、宗教的迫害のない世界の構築に努めると語った。

頼氏は3日、ワシントンに到着後まもなくして、共和党のマルコ・ルビオ上院議員と会談した。ルビオ氏の事務所声明によると、両氏は米台関係の強化や、台湾の国際組織への参加の重要性などについて意見を交わしたという。

(翻訳編集・佐渡道世)

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