新型肺炎警告の医師が死去 中国SNSに渦巻く怒りの声「我々に言論の自由を」

昨年12月末、SNS上で新型コロナウイルスの発生に警鐘を鳴らし、当局に処分された医師の1人、武漢市の眼科医・李文亮氏が2月6日夜、新型肺炎で死去した。34歳。

李氏は昨年12月30日、SNS上で市内に重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生した可能性があると注意を呼び掛けた。2日後、この情報を転載した7人の医師とともに警察当局から処分を受けた。その後、李医師は新型肺炎に感染した。

中国の世論は、李氏の死去に大きな関心を寄せた。微博では、7日早朝の午前4時にもかかわらず、「李文亮医師死去」と「李文亮死去」はトレンド1位と2位になった。閲覧総回数は6億回。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。