全米知事協会のホワイトハウス・ビジネスセッションが2月10日、大統領府で開かれた(GettyImages)

北京シンクタンク 米50州知事を対中「強硬」「友好」「浮遊」「態度不明」に分類

中国のシンクタンクは米国分析報告書で、50人の米国州知事の態度を評価し、「強硬」「友好」「浮遊」に分類している。米国務長官は、米地方政治が外交戦の標的になっているとして、各州知事に警告を発している。

ポンペオ米国務長官は、2月8日、全米知事協会の冬季会議の演説で50州の知事および地方官僚に向けて、「米国と中国の競争」をテーマにした講演を行った。このなかで、北京拠点のシンクタンク・民智研究院(DC ThinkTank)と清華大学グローバリゼーション・リサーチセンターが2019年6月に発表した「中国に対する米国の態度の全景」を引用した。

民智研究院は、中国政府との関連はないとしているが、中国共産党の統一戦線部と提携していると説明している。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。