【紀元曙光】2020年3月4日

小中学生、高校生、それに特別支援学校の生徒も、全てではないが、登校せず家にいる。多くのご家庭で、この時間を子どもたちにどう過ごさせるか、お考えのことだろう。

▼テレビのニュースで「今売れている商品」のなかに、子どもの勉強用のドリルがあった。それも結構だろう。ただ、落ち着いて本を読むことを、ぜひこの時期、子どもに勧めてはいかがか。本は、紙の書籍が良い。スマホを手から離して、ページを静かにめくる読書の楽しさを知ってほしいものだ。

▼当時を知っている人なら思い出しただろうが、昭和48年(1973年)の第4次中東戦争をきっかけに、日本でオイルショックと呼ばれる混乱が起きた。そこへ「トイレットペーパーがなくなる」という噂が広がる。人々は猛牛のように店へ殺到し、奪い合った。

▼筆者は子どもだったが、その時の大人たちの姿、敢えて言えば「醜態」を忘れていない。「これでは、いけないのだ」と強く思った。そういう姿を子どもに見せることも良くないと、子どもながら感じた。

▼中共ウイルス(新型コロナウイルス)による病禍が、世界的な広がりを見せているなか、日本は、その感染が爆発的となるか、かろうじて抑制できるかの瀬戸際にあるという。ならば今回の事象は、私たち日本人に一体何を悟らせようとしているのだろう。

▼その答えを、いま思考する余裕はないかも知れない。ただ、一つはっきりしたのは、デマと分かっていながら、最重要でもない物品の買溜めに走る弱さが日本人にあった、ということだ。子どもたちに見られて恥ずかしくない大人でありたい、と切に思う。

関連記事
COVID-19ウイルスは肺にダメージを与えるだけでなく、体内の多くの臓器に影響を及ぼします。米国のある10代の少女は、COVID-19に感染した後、声帯が麻痺し、呼吸のために気管切開され、15ヵ月後に気管切開装置が外されました。
世界最高峰の舞台芸術で知られる神韻芸術団のダンサーや演奏家たちが6月に来日し、銀座で待望のファンミーティングを開催する。神韻公演の司会者がMCを務め、様々な企画を通してファンと交流する。
米ニューメキシコ州の営業許可のないスパでフェイシャルエステを受けた後、複数人が美容針を介してヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染したと、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表した。
エポックタイムズが入手した内部文書によって、CDCが新型コロナワクチンが複数の死亡を引き起こした証拠を見つけていながら、ワクチンと死亡を結びつける証拠はないと主張していたことが明らかになった。
膵臓がんは、他の病気にも見られるような症状で現れることがあります。これらの兆候を早期に見つけることが、早期発見に繋がるかもしれません。