ユニークな教育論

大きな石を運ぼうとする子ども 父親が教えたことは?

子供に「全力を尽くす」ことの大切さを教える時、あなたならどうしますか?ある父親のユニークな考え方をご紹介しましょう。

庭で小学生の男の子が大きな石を運ぼうとしていました。父親は横で、「全力を尽くせば必ずできる!」と励ましました。しかし、石はあまりにも重すぎて、全身の力を振り絞っても動かすことはできません。

「全力を尽くしたけど、やっぱりこの石は僕には重すぎた」と、子どもは父親に訴えました。

「いいかい?おまえは全力を尽くしていなかったんだ」と父親は答えました。しかし、子どもは納得がいきません。

「どうすれば運べるのか、一生懸命考えたかい?パパがそばにいるのに、助けを求めなかっただろう」と父親は笑顔で言いました。

私たちは何かの目標を達成したい時、往々にして自分ひとりでやってみようと思いがちです。しかし、多くの成功者は、どれだけ多くの資源を得て、協力者を呼びこむかの能力に長けています。それらを上手に活用することができれば、自分一人では困難だった目標を達成することができるのです。三国志に出てくる有名な「3日で10万本の矢を集めた諸葛孔明 」のエピソードもしかり。人と物をうまく使うことができる人こそ真に有能な人物なのです。

イギリスでは、人を活用して目的を遂げたユニークな事例があります。世界的に著名な大英図書館はある時、引っ越しをすることになりました。所蔵する図書が膨大であるため、旧館から新館への運搬費用は、かなりの金額を要します。とても自分たちだけで引っ越すことはできませんでした。

悩んだ末、図書館は新聞にある広告を出しました。

「本日より、大英図書館は一人10冊ずつ、市民に無料で貸し出し致します」。広告が掲載されると、短期間で殆どの書籍が貸し出されました。

もちろん、本の返却先は新館にっています。こうして市民たちの助けを得た図書館は、あまり費用をかけずに引っ越しをすることができました。

(翻訳編集・豊山)

関連記事
清朝(1644-1911年)は、中国最後の統一王朝で、満州族により統治されました。末期の数十年には、軍事的敗北、内紛、経済の疲弊が次々と襲いかかりました。
道教で用いられるハタキは、動物の毛と麻を合わせたもので、木製の柄がついています。道家の道士や僧侶は、ハタキを携えて修業の旅に出ます。
愛知県の伝統的な郷土料理である「ふきの煮物」は、平安時代から愛され、千年にわたる歴史を誇ります。
最新の研究によれば、コーヒーに含まれる自然由来の成分が、年齢とともに起こる筋肉減少を防ぐための秘密兵器となるかもしれないのです。
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。