【紀元曙光】2020年3月9日
時折、日本の各社の新聞を、拾い読みさせていただいている。
▼ある大手新聞の8日付け記事に、こんなのがあった。中国における新たな感染者数が、「日本の増加ペース下回る」という。本当かと思って読めば、中国国家衛生健康委員会のいう新型コロナウイルスの中国本土の感染者数と死亡者数があり、その増加の度合いが緩やかになった、と書かれている。
▼「中国当局がそう言っているという事実」を伝えるのも、報道の一部ではあろう。ところが、その後に続く記者の文章では、「新たな感染者は2日連続で100人を切った」と検証もなく肯定した上で、「中国の増加ペースが日本を下回った」と結論的に書いてしまった。これは記事として、まずい。日本の読者の誤解を招くだけだ。
▼中国当局が発表する数字は全て恣意的であり、良いことは多く、悪いことは少なく、それぞれ桁外れに増減させている。そのことをご存じないのかと、他社の新聞ながら一言申し上げずにはおれない。
▼周知の通り、中国国家衛生健康委員会とは、中国の国会である国務院に所属し、その国務院は一政党である中国共産党の支配下にある。さらに、その中国共産党は7人の政治局常務委員の指導下にある。組織として独立した機能をもたされるはずもなく、感染者や死亡者の数字も、おのずから「大本営発表」となる。
▼火葬場が24時間フル稼動している。遺体袋が足りず複数の人をまとめて入れている。病院とは名ばかりの強制隔離施設を今も増設している。それらを大紀元は山ほど伝えているが、同業他社は、ご覧になっていないらしい。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。