危機一髪!ボディカメラが捉えた、橋から飛び降りる女性を助けた警察官

アメリカ、テキサス州にあるフォートワース警察署は、ある警察官が飛び降り自殺をしようとする女性を間一髪助け出した映像を公開した。衝撃的な瞬間を捉えたボディカメラの映像からは、橋の手すりを跨ごうとしている女性の元に急いで駆け寄り、飛び降りを阻止している警察官の姿があった。

フォートワース警察署の発表によると、2月27日午前10時ごろ、自殺をほのめかす人物がいると事前に通報を受けていた。通報をしたのは女性の弟で、姉が自殺を匂わせていると警察に相談。その時911コールを受け、対応に当たったのが警察官テレサ・トレビノさんだった。

トレビノさんが、通報通りワース湖の橋で駐車している車と橋にまたがっている女性を発見。「止まれ」と繰り返し叫びながら、間一髪飛び降り自殺を防いだ。

スクリーンショット
スクリーンショット

その時のビデオの映像には、トレビノさんがためらうことなく、女性を橋から引きずり下ろす場面が残っている。さらに拘束する前に「もうこんなことしないで」と優しく話しかけ、女性の気持ちを落ち着かせていた。

フォートワース警察署では、精神的に苦痛を受けている人々をサポートするため、年中無休で「自殺防止ライフライン」を立ち上げたと発表。

全米自殺防止団体(AFSP)によると、自殺により命を落とす人の割合が、アメリカでの死因の第10位に位置付けられている。さらに、テキサス州だけでも2時間ごとに誰かが命を絶っているのが現状だという。また、自殺者の90%がメンタルヘルスを病み、苦しんだ結果に命を落としている。

その自殺の大きな要因として、うつ病、不安症、薬物乱用、双極性障害などの症状が挙げられる。また、離婚や失業などの出来事も、時には人々を苦しめ「自殺」という悲しい選択を与えてしまう。

今回自殺を防止したトレビノさんの行動は、映像と共にSNSで拡散され「思いやりのある行動をとったトレビノさんは生涯報われるでしょう」「トレビノさんにはメダルを与える必要がある」など多くのコメントが寄せられている。そんなトレビノさんは、この女性の苦しみを救ったと英雄であると賞賛された。

今回はトレビノさんという警察官が、迅速な対応を行ったことで救われた命。この女性に生きる希望が見出せるよう願うばかりだ。

 

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
マスト(肥満)細胞活性化症候群(MCAS)に苦しむ人々にとって、食生活を変えることは、症状を大きく軽減することが可能です。多くの人が健康的な食事を心がけていますが、実際にはそうであっても、過敏性腸症候群やかゆみ、くしゃみ、不眠症などのMCASの症状を引き起こすヒスタミンが多く含まれている「健康食品」も存在します。
MCASという病気は様々な症状があるため、診断には時間が必要です。しかし、指導された一連のステップに従うことで、適切な診断に向かう道を築くことが可能です。
「ダイエット」「血液サラサラ健康法」「ツボ押し」など、健康に関する話題は雑誌やテレビで盛りだくさん。健康に関して豊富な知識を持っている人は少なくありませんが、人体がどのように成長しているのか、注目したことがありますか?
COVID-19ウイルスは肺にダメージを与えるだけでなく、体内の多くの臓器に影響を及ぼします。米国のある10代の少女は、COVID-19に感染した後、声帯が麻痺し、呼吸のために気管切開され、15ヵ月後に気管切開装置が外されました。
世界最高峰の舞台芸術で知られる神韻芸術団のダンサーや演奏家たちが6月に来日し、銀座で待望のファンミーティングを開催する。神韻公演の司会者がMCを務め、様々な企画を通してファンと交流する。