【身近な植物】「七草粥」でお馴染みの繁縷(ハコベ)
ハコベは日本全土の日の当たる野原など、どこにでも見られるナデシコ科の2年草。春から夏にかけて盛んに繁殖し、枝先に、2つに裂けた5弁の白い花が咲きます。日だまりでは冬でも花をつけることもあります。全体が小さいコハコベ、食用、薬用になるミドリハコベ、他にウシハコベなどがあります。ハコベ(普通はコハコベを指す)はほとんど1年中生育しているので、必要なとき全草を採取します。全草を天日乾燥したものが、生薬の繁縷(はんろう)です。
「はこべ塩」は日本独特の民間療法のようです。作り方はハコベの地上部をミキサーにかけてジュースを作り、油気のないフライパンで食塩を炒りながら汁を少量ずつ加えて乾燥させます。歯茎が出血したり、痛むとき効果があるとされますが、あくまで予防の目的で利用すべきでしょう。江戸時代には歯磨き粉として利用されたとの記載があります。
「七草粥」は、お正月のごちそうに疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養を補給する効用もあり、正月最後の1月7日に「七草粥」を食べることで、新年の無病息災を願うようになりました。
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