2020年4月2~8日まで、米株式市場に上場しているラッキンコーヒー、愛奇芸と好未来教育の中国企業3社に不正会計が見つかったと報じられた(Spencer Platt/Getty Images)

米上場中国企業の粉飾スキャンダル相次ぐ「中国のNetflix」など2社が新たに発覚

米投資会社、ウルフパック・リサーチ(Wolfpack Research)は4月7日、米株式市場に上場している中国の大手動画配信サイトの愛奇芸(iQIYI)が売上高を粉飾したと指摘した。また、8日、中国オンライン教育サービスの好未来教育集団も、内部監査で、社員による契約のでっち上げが発覚したと発表した。米上場の中国企業の不正会計スキャンダルが相次いでいる。

ウルフパック・リサーチが公表した調査報告書によると、愛奇芸は2019年の売上高を80億~130億元(約1232億~2002億円)水増しした。同社が設立してから今までの10年間に、「一度も黒字になったことがない」との見方を示した。同社は2018年、米ナスダック市場に上場を果たしたが、以前から売上高や、ユーザー人数などを改ざんしていたという。

愛奇芸は、ウルフパック・リサーチの指摘を否定した。同社は中国版のネットフリックス(Netflix)と呼ばれている。

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