【紀元曙光】2020年4月14日

かみ(神)について考えている。
▼敬意を込めて「かみさま」と言えば、善神ということになるが、宇宙には、そんな有難い神だけではないらしい。もちろん、ゴッドやアラーなど唯一神の宗教における神は、一片の疑念さえ許されない絶対的存在である。
▼仏教は、だいぶ様子が違う。本来それは釈迦の教義であった。ところが釈迦入滅後、弟子たちによって複数回にわたる結集(けつじゅう)が行われたこともあって、本尊の釈迦如来だけでない多仏多神の信仰となってしまった。日本の仏寺など、すごいものだ。悟りを開いた如来ばかりでなく、まだ悟りに至らぬ菩薩、さらには明王や天といった下品(げほん)の神まで、賽銭箱の向こうにいるのだから。
▼なぜか疫病神、貧乏神、死神、疱瘡神などの邪神も「かみ」と言う。それらは宗教というより、日本の土着信仰の産物だが、キリスト教ならば「悪魔」に相当するものだろう。
▼人類は今、とんでもない疫病神に見舞われている。中国共産党の支配する場所から発生したので「中共ウイルス」と呼んでいるが、宇宙から見れば、強大な邪神が地上の鬼を、つまり中国共産党とそれに連座するものを一掃するために、はるか天空から点じた猛毒である、とも言えるのだ。
▼もはや医療や政治といった人為の努力だけで対応できる問題ではない。形而上の世界において、善神か、邪神か、どちらにつくかという究極の選択があり、それが国家へ、また個人へ問いかけているのである。中共ウイルスは「中国共産党に狙いを定めている」。邪神が滅ぼさんとする中共から、急いで離れよ。