ウイルス流行のなかで活発化する中国の軍事的挑発行為 河野防衛相や米議員が批判
河野太郎防衛相は4月13日、東京都内で講演し、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が拡大する中で、軍事的挑発行為を続けている中国について「極めてけしからん」と批判した。産経新聞が報じた。西太平洋に展開する米軍空母では580人以上の集団感染が起き、即応性が低下するなか、中国人民解放軍の地域活動が活発化している。
統合幕僚監部は10日午後7時ごろ、長崎県の男女群島・南西約420キロメートルの海域を南東進する中国海軍空母「遼寧」などの艦艇6隻を確認した。その後、11日午後4時ごろ、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して東シナ海から太平洋に出た。台湾国防部によると、遼寧の編隊は12日、台湾東部沖から南部海域に向けて南下。中国新華社通信は、同編隊が13日、南シナ海で軍事訓練を行ったと報じた。
防衛省によると、中国海軍の編隊はクズネツォフ級空母「遼寧」1隻、ルーヤン3級ミサイル駆逐艦2隻、ジャンカイ2級フリゲート2隻、フユ級高速戦闘支援艦1隻の計6隻。
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