コロナ禍で中国の軍事的挑発は深刻化 尖閣、台湾、南シナ海に拡大
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行が拡大するなか、中国は日本の尖閣諸島、台湾、そして南シナ海での軍事的挑発を活発化させている。中国共産党による香港、台湾に対する政治および経済の抑圧政策は失敗しているため、軍事的挑発は来期にはさらにエスカレートする可能性が高いと専門家は警告している。
2月以降、中国人民解放軍の軍用機や軍艦は、台湾との中間線を越えたり、台湾の防空識別圏に夜間飛行訓練で接近したりするなどしている。また、台湾周辺での演習も頻繁に行い、空母「遼寧」艦隊の軍事演習は宮古海峡を通過し、4月25日まで南シナ海で軍事演習を行った。
日本周辺での軍事的な挑発も増している。防衛省や海上保安庁によると、1~3月の中国公船による尖閣諸島周辺の接続水域内への進入は289隻と、前年同期比で57%増えた。中国機に対する航空自衛隊の戦闘機の緊急発進(スクランブル)回数も、同期間で152回に上る。
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