【紀元曙光】2020年4月29日

今日は「昭和の日」。その名を冠した時代は、もはや努めて思い出さなければ記憶の画像のピントが合わないほど、遠くなった感がある。
▼昭和には第二次世界大戦があった。それから75年後の我が国は、戦後最大の危機に直面している。日本政府も、各自治体も、非常に難しい局面ではあるが、全力で任務に当たっていることだろう。小欄の筆者は、そうした政府や行政の必死の努力に対して、こまごまとした誤謬を指摘するつもりはない。
▼指摘どころか、職員の労苦をねぎらうとともに、安倍首相や小池都知事など、代役のいない要職にある人が、万一にも感染しないようにと祈るばかりである。もちろん最前線にある医療現場の方々には、最大の敬意と感謝しかない。
▼ただ、根本的な解決策がなくては困る。この度の中共ウイルスについて、すでに大紀元は「中国共産党に親密であった国で、ウイルスの病禍が顕著に現れている」という明確な結果を伝えている。そのことを日本政府および日本国民は、重く受け止めていただきたいのだ。
▼「3密を避ける」も結構だろう。しかし国家の存亡を決めるほど重要な決断は、それではない。台湾が好例であるように、共産党中国に対する一切の妥協を排除して、その悪魔的本質を見抜き、中共を譴責する側に日本も立つことである。
▼このウイルスには「目」がついている。中共に親しい国や人を見て、そこへ集まってくる。「え、本当?」。いやいや、本当にそうなのだから仕方がない。だから日本は、滅ぶべき中共から一刻も早く離れることだ。根本的な解決策とは、それである。