漢方相談室 認知症の予防

認知症は、脳機能障害による病気である。一般には高齢化と共に発症者が多くなるが、最近、若年認知症という言葉もよく耳にするようになった。現代医学では、脳機能障害の原因はアルツハイマー病や多発性脳梗塞によるものが多いが、原発性疾患の成因がはっきりせず、予防は難しいと考えられているが、漢方医学の理論では、脳の働きは腎精の充実と脳血流循環に強く関連しているので、腎精の充実と脳血流の正常な循環が、認知症の予防に効果があると考えられる。この理論に基づき、次のような方法を用いて予防することができる。

腎精を補う作用がある食品としては、黒大豆、黒ゴマ、黒豚の肉、くるみ、栗、長芋などがあり、中高年の人は日常生活の中で、意識的にこれらの食品を適量に摂取するとよい。

▶ 続きを読む
関連記事
スマホやSNS、甘い物など強い刺激に慣れると、脳はシンプルな喜びを感じにくくなる。報酬系を整え直し、自然な満足感を取り戻す方法を専門家の知見から紹介します
頭がぼんやりして集中できない「ブレインフォグ」。その原因は単なる疲れではなく、腸内環境や慢性炎症、生活習慣の乱れが関係している可能性があります。食事や睡眠、運動の見直しで改善が期待できる対策を専門医の視点から解説します。
魚や歯科アマルガム、調理器具、古い家屋など、日常生活には重金属暴露のリスクが潜んでいます。水銀や鉛が脳や神経に与える影響と、日常でできる予防法を専門医の解説から紹介します。
ついスマホに手が伸びるその「退屈」、実は脳からの大切なサインかもしれません。何もしない時間が心と集中力を整える理由を、最新研究とともに解説します。
忘れっぽさは年齢のせいだけではないかもしれません。脳には「夜の清掃システム」があり、睡眠や食事、運動でその働きを高められる可能性があります。アルツハイマー予防につながる最新知見と具体策を解説します。